植物に擬態して監視する「植物人間」とは!?【コズミック・ディスクロージャSeason11,Episode11】

2018-08-08


原文:Cosmic Disclosure:
RISE OF THE MOSS-MAN
翻訳 (Cosmic Translator):
田原一樹 (Kazuki Tahara)


Season11,Episode11


David Wilcock:
今週も
「コズミック・ディスクロージャー」へようこそ。
司会のデイヴィッド・ウィルコックです。

特別ゲストのエメリー・スミスも一緒ですよ。

このエピソードでは、彼が地下基地勤務を
辞めた後のことについて話していくつもりです。

エメリー、今週もよろしく。

Emery Smith: ありがとう、デイヴ。

David:
さてそれでは、どのようにしてあなたの
地下基地での解剖の任務が終了したのか
話していきましょう。

まず最初に、あなたは以前言ってましたよね。
約4ヶ月毎にセキュリティー・クリアランスが
上がっていって、あなたは最高で
A22まで昇進したと。

それで合ってますか?

Emery: その通りです。

David:
あなたはこの解剖の仕事の服務期間の
サイクルを何回こなしたんですか?
実際の期間は・・・

Emery:
約22回です。年4期の昇進を22回しました。



David: なるほど。

Emery:
四半期ごとの昇進に落ちたことは
一度もありません。
だからA22になるまでに、
22÷5年で年間平均4.5くらい。

つまり私の現職期間は5年半で終わりました。

David:
さて、地下で働いている5年半ずっと、
昼間の「表の」空軍勤務も
続けていたんですか?

Emery:
ええ、実は空軍には現役を退職してからも
半年は非常勤で残りました。
そして彼らも地下での事情が少し
違ってきていることを知っていました。

なぜなら前にお話ししたと思いますが、
私はまだ温かい標本を
渡されるようになったんです。

かろうじて死後硬直が始まるくらい
だったことから、まだ死んだばかりだ
ということがわかりました。

それでも私はアメリカ空軍を退職した後、
サンディアとロスアラモスの地下研究所で
働き続けることにしたんです。

David:
昼間の軍勤務が無くなった分、
地下ではより長時間働かせて
もらえるようになったんですか?

Emery: それはもう・・・

David: オーケー。

Emery: ・・・もちろんです。

David:
では勤務シフトの違いを教えてもらえますか
・・・空軍を辞める前と後では
一日の過ごし方がどう変わりましたか?

何時間勤務?どこで?
そのあたりがわかるように教えてください。

Emery:
ええ、私の勤務はカートランド空軍基地
病院で朝の5時半に始まります。

David: オーケー。

Emery:
午後の2時半から3時半くらいまで働いて、
その後夜の7時に地下に移動します。

通常そこで4~8時間働いてから家に帰る、
という生活を週に5日~7日
繰り返していました。
これが空軍を辞める前のシフトです。

昼間のカートランド空軍基地での勤務は
月曜から金曜までで、土日は月に
一回くらいトラウマコール
(※重症外傷患者対応医師緊急招集)で
呼ばれるだけでした。

そして救急コールに対応しなければいけない
土日の間は、地下基地で働くことは
できませんでした。

なぜなら地下にポケベルの持ち込みは
できませんでしたし、そもそも地下では
ポケベルが機能しませんから。

David:
では空軍を辞めてからは、地下基地での
勤務スケジュールはどうなりましたか?

Emery:
素晴らしかったですよ。
私は同じ時間帯で働き続けました。
夜に働くのが好きだったので。
私は夜型人間なんですよ。
夜だと仕事がとてもはかどるんです。

だから午後5時頃に出勤して、
午前1時か2時に帰ります。
たまに残業もあります。
泊まりで仕事をしなければいけないことも
ありました。

仕事の内容も解剖やサンプル採取から、
より生物学的製剤研究の方向に
移行し始めた時でした。

それは生物兵器の開発部門の
一部だったので、そこでは様々な
プロジェクトで・・・ウイルスの制御や・・・
世界中にウイルスをばら撒いたりも
していました。

David:
ジュネーヴ議定書の見地に立てば、
私たちは従来の化学兵器や生物兵器の
使用を禁止されているはずですよね。

Emery: そうです。

David:
でもこの話を聞いていると、明らかに彼らは
それを無視しているようです。

Emery:
ええ。これは全く人類の尊厳を
軽視した話ですよ。
そして彼らは特定の血統の人間だけに
向けたウイルスの作り方を解明しようと
試みていたんです。

だから・・・彼らはこういったウイルスを
ジェット機の飛行機雲を通じて撒くんです。
ほら、陰謀論で耳にするように。

それが方法の一つですね。
都市の上で噴霧するんです。
だから例えば彼らがある特定の民族の
血統のDNAを手に入れるとします。

するとその遺伝コードを持っている人は皆、
民族ごと一掃されてしまうということです。
全人類の中でその特定の人種だけが。

David:
まあ、明らかにそれは実行されてきては
いないですよね。
私たちははまだ生きているので。

Emery: そうです。

David:
でもそのようなことをやろうとはしていた?

Emery:
ええ、それにETのDNAを利用していました
・・・あるETたちは特定の遺伝子を持つ
種族と戦うために、大昔に自身の白血球や
単核球をプログラムしていたんです。

だから仮に私がその特定の敵人種だとして、
私に攻撃する目的で、ある人の白血球や
好中球がプログラムしてあるとします。

するとその人はただ私に近づいてくるだけで、
すでにその人の体内にはその人の
白血球が「良し」とするウイルスが
生きている状況だというわけです。

そしてその人が私に触れたり、くしゃみを
吹きかけたり、他にも身体的な接触や
空気を介しての何らかのコミュニケーション
方法を通じて、私にそのウイルスを移す
ことによって私を殺すことが出来ます。

David:
ここで懐疑主義者の人々があなたを
攻撃するでしょうね。
なぜなら白血球は・・・
血液対血液の接触が
必要だろうと思うからです。

Emery:
白血球は私のウイルスからその人を
守っているんです。
だからもし私も強力なウイルスを
保持していたら、殺し合うことになるので
お互いに接触できません。

そこでこれから相手に移そうとしている
ウイルスと戦えるまでに白血球を強化
しておいた、ということです。

David: なるほど。

Emery:
それから空気を介してでも血液を病原体
としてでもいいですが、相手にそのウイルスを
移すことで、それが相手の免疫系に入ります。

David:
理由をまだはっきりと聞いていなかったように
思うのですが・・・
どうやって彼らは特定人種殺戮ウイルスの
開発を正当化したんですか?
どのような見地から?

職員にはなぜそれが必要だと
説明していたんですか?

Emery:
私はある宗教的な組織や派閥がこれを
実行しようとしていると聞かされました。

それといつか人類の半数が死滅するような
大虐殺が起きる時には、彼らは自分達が
その支配権を掌握したいと思って
備えていたんです。

だからもし彼らが人種性別に関して
誰かしらと抗争になって、特定の人種を
排除したくなった時に、彼らはこのウイルスを
ばら撒くというわけです。

David: うわ!

Emery: ええ。

David:
彼らはそれを地球の全人種ごとに
開発しようとしていたんですか?

Emery:
それは知りません。ただ・・・
私は研究所の科学者が話しているのを
又聞きしただけなので。

私が読んだ資料には書いてありませんでした。
科学者たちが会話していて、この種の
技術があると言っているのを聞きました。

それに私は空軍を辞めてからは、
地下基地でもまた別部署の低いランクにいて、
仕事内容もタンパク質などの培養でした。

David:
さて、これはとても気分が悪くなる
研究ですよね。
私が知りたいのは、彼らがどんな話をして
研究者たちに良い仕事をしていると
納得させたり、国のために役に立っていると
いう気にさせていたのかです。

どんな見地に立っていたんですか?

Emery:
ええ、その見地はどうなのかと言えば、
彼らのほとんどは自分達のやっていることを
自覚しています。

だからこういったプロジェクトに参加した
科学者たちには、プロジェクト半ばで
心変わりする人たちがいて、実際私も
そういう人を何人か知っています。

そしてそこまで深入りしてしまった
科学者たちが、
いざプロジェクトを抜け出そうとしても、
彼らがそうはさせません。

科学者たちに特別な注射をされて、
もし解毒剤を持たずに地上に出た場合は、
太陽の光に当たっただけで
死んでしまうんです。

David: 本当に?

Emery:
ええ。科学者たちはそうやって
コントロールされているんです。
彼らの多くが地上に家族を持ちます。

そして彼らも地下で行われていることに
うんざりしているんです。
なぜなら何か良からぬことが起きて、
地上にいる自分の子供や孫達に
影響が及ぶことを恐れているからです。

だから彼らは今、立ち上がろうとしています。
地下にいた科学者たちが
反撃を開始しているんです。

そしてホワイトハット(善玉)の人々がいます。
カバールの中にも。
彼らもカバールの中のごく少数の人々が
破壊と殺戮を尽くそうとしていることに
若干頭にきているんです。

David:
オーケー。ではあなたが地下基地勤めを
どのように終えたかについて話しましょう。
温かい標本を受け取るようになったことが
きっかけだと言っていましたね。

辞めようと決めて、辞表を出したんですか?

Emery: はい。

David: どうようにして?

Emery:
まさしく辞表を出しました。
普通の仕事と同じです。

しかしたくさんの書類に記入しなければ
いけませんし、辞めた後も
観察期間があります。

私の場合は辞めてから20年間が
観察期間で、その間は必要があって
呼び出されれば、進んで出頭して質問に
答えなければなりません。

また、手術を受けたらそれを報告する
義務もあります。
危険な地域に旅行する時も
知らせなくてはいけません。

こうした民営の軍産地下研究所から
解放されるためには、従わなくてはいけない
様々な条項のリストがいくつもあるんです。

David:
ピート・ピーターソンの奥さんが亡くなった時
・・・ピートはかつての職場から
呼び出しを受けて、2ヶ月に渡って
状況報告をさせられたそうです。

なぜなら彼らはピートが愛する妻を
失ったことによる感情的な外傷によって、
人前で秘密を語り出すのではないかと
心配したのです。

あなたの場合も、彼らはそのような人生の
重大局面があなたに訪れないか
監視していたのでしょうか?
そして何かが起きた際に
呼び戻されたこともありますか?

Emery:
ええ、もちろんありましたよ。
20年が経過した今でも。
去年母が亡くなった後、彼らから
接触を受けたばかりです。

だからそう、確かに彼らは見張っています。
でも私は全然気になりません。
つまり、どのみち彼らは人々を常に
監視しているんですから。

この惑星上で、誰にも聞かれずに
秘密の会話をすることなどできません。
それは確かですよ。
どこにいても全て記録されています。

私が在職した当時に、彼らはすでに
そのテクノロジーを持っていました。
だから20年も前に、彼らはすでに
地球上の全ての振動音や声を
録音する技術を持っていたということです。

David:
あなたはおそらく聞いたことが
あると思いますが、アメリカ国家偵察局の
人工衛星が、地球上で人がいるところなら
どこでも絶え間なく録画していて、
その解像度も人が手に持っている
運転免許証の文字が読めるほどだそうです。

Emery:
なんてこったい、それは1960年代から
ありますぜ、旦那。

David: はは(笑)

Emery:
今では何ができると思います?
壁の中に何があるのか見えるんですよ。

今では衛星からどんなシロアリが家の
壁の中に巣食っているかまで
見ることが出来ます。

それは一般に宣伝されている情報で、
今やもう南アメリカで実際に
行われていることです。

大企業が普段はスパイ活動に使ってきた
その技術を、今は金集めの手段として
利用しているんです。
別の計画の資金とするために。

だから、そう、こういった技術はもう長い間
存在していますね。
そしてこの衛星なら40分もあれば地球上の
どんな場所にでも行けて、4K画質で
誰の写真でも撮ることが出来ます。
雲に覆われていようが関係ありません・・・

David: ふむ。

Emery:
・・・その時はレーダーの波形からも
何があるのか正確にわかります。

David: わぁ!

Emery: ええ。

David:
それではあなたが書類に記入して退職した
時点に話を戻しましょう。
この仕事を辞めてすぐ後は
どんな生活になりましたか?

もう軍隊には所属していないわけですよね。
もはや地下基地でも働いていません。

どこに行こうと思いました?
何をしようと?
次に機密プロジェクトの世界と接触したのは
いつでしたか?

Emery:
まあ実際は、私は機密の世界に残って
関わり続けました。
中庸の状態で。

つまり、プロジェクトの話が舞い込んできたり、
人から声がかかって必要とされた時だけ、
とても限定的な特定の仕事をするために
研究所へ戻って、数週間だけ彼らと
一緒に働くということをしていました。

David: あー。

Emery:
だから実際にクリアランス(秘密取扱資格)も
保持していました。
それは一年に2回更新しなければ
保持できません。

クリアランスは基地にやってきて、再取得
という形をとらなければ保持できないんです。

でも私はその頃からは・・・
ニューメキシコ州に数年いた後、
故郷のフロリダ州、フォートマイヤーズに戻って、
家族の面倒を見ていました。
両親とも具合が悪かったので。

David: ええ、
でもニューメキシコでは何をしていたんです?
雇用されて仕事があったんですか?

Emery: ええ。そうでした。すみません。

David: いいですよ。

Emery:
だから私は地下プロジェクトを抜けた後、
ニューメキシコに更に数年間とどまって、
ニューメキシコ大学病院で外科医の
第一助手として働いていました。

David:
その数年間の間に、少なくとも年2回は
彼らから呼ばれて検査があった
ということですか。

Emery:
年に2回というのはクリアランスの
適格者確認の更新手続きです。
なぜなら私は少なくとも月に4日くらいは
折に触れて地下に呼ばれ、
まだプロジェクトで働くことがあったからです。

David:
オーケー。その当時はどんな仕事を
担当していたんですか?
フルタイム勤務を辞めて、月に4~5日
呼ばれて働いていた時の仕事内容を
教えてもらえますか?

Emery:
ええ、その当時はただ細胞の培養などの
仕事をしていました。
地球外起源の細胞です。

でもとても活きが良い細胞を、
ペトリ皿で育てるんです。
だから平凡な仕事です。

私は解剖関係の仕事からは遠ざかりました。
なぜなら・・・
まだ温かい標本を何体か受け取った後、
それまでとは違った感情が芽生えたからです。

それから同僚としてETの彼らと会って、
彼らがどんな人々かを知った後では、
その標本の入手経路など詳しい事情も
知らされずに解剖を続けることはもう・・・
もはや自分が正しいことをしているとは
思えなくなったんです。
ほら・・・それに加担することが。

David:
では今度は・・・
フォートマイヤーズの実家に戻った時は
どうだったんですか?
機密の世界には関わり続けたんでしょうか?
またどのようなかたちで?

Emery:
ええ、そうしました。
私は彼らと連絡を取り続けて、年2回の
クリアランスの更新に行っていました。

そして彼らから過去に私が担当した
ETについての質問を受けたことも
数回ありました。

David:
ニューメキシコまで出向かなくては
いけなかったんですか?

Emery: そう、そうです。
こちらから行かなくてはいけなくて・・・

David: どうやって?

Emery: 普通に飛行機に乗って。

David: オーケー。

Emery: あとは同じことです。
基地の外に宿泊して、実際は翌日の
午前中に基地に入ります。
夕方に入るのではなくて。

それは記入しなければいけない書類が
あるからです。
そしてサンディア国立研究所の
ゲート前に行って、それから実は以前とは
異なる場所から地下に入ります。
フルタイムの時とは違う場所です。

私がフルタイムを辞めた後に彼らがなぜ
入り口を変更したのかは知りません。
単に彼らの事情で場所を
変えただけかもしれません。
全くわかりません。

David:
ということは、あなたの以前説明していた
地下基地への入り方と違うということですか?
それともただ入るドアが変わったという
程度のことですか?

Emery:
いいえ、入り方もちょっと違います。
とても危険な生物製剤を扱う部署に
なったので。

入る前と出る時には、監視されながら
特別な検出器の中を通らなくては
いけないんです。

そしてこのエリアを通過する時に
洗浄も受けなくてはいけません。
その一つがドライ・プラズマ・シャワーと
呼ばれるものです。

ドライ・プラズマ・シャワーは基本的に全身の
表面についた粒子のサンプルを取ったり、
細菌を殺したりできます。
普通は誰でも細菌を持っていますが。

そしてまた何らかの方法で体の表面についた
粒子の数を数えることもできて、悪性の
細胞形質成分だとわかっている周波数に
共鳴しないかどうかチェックすることができます。

David:
ドライ・プラズマを受ける時に
服は着たままでも大丈夫ですか?

Emery: ええ、大丈夫です。

David: へぇ!

Emery: 服は着ていていいんです。
でも基地を出るときには服を脱いで
そこを通らなくてはいけません。

ロッカールームで着替えた後に
通らなくてはいけないエリアが別に
もう一つあるんです。

本当はその人次第で、やりたければやる
というチェックなんですが、
それも手順の一つなんです。
義務ではないんですが、みんなやっています。
用心のために。

確率は低いですが、何かを体に
付着させたまま基地を出てしまう
可能性がありますから。

それは必ずしも毒性の何かというわけでは
ありませんけど、誰か他の人から何かを
移されている可能性もあります。

David:
それでは、あなたが外で着ていた服は
外で検疫されて、基地内での作業服は
基地内で検疫されるということですか?

Emery: その通り。そうです。

David: オーケー。
それではあなたがそれ以前に解剖したことが
あって、そのために後になってその相談役
として呼ばれることになったETの具体例を
教えて下さい。

どんな容姿のETで、なぜあなたは
呼び戻されたんですか?

Emery:
ええ、彼らは何種ものETを突然変異
させていたんです。
そして私が実際に関わっていたものの
一つがある小さなヒト型の生命体です。

トロールっぽい見た目ですが、
植物のDNAも入っているんです。

David: ふむ。

Emery:
そして見た目は・・・
おそらくギリースーツみたいだと思うでしょう。
狙撃手がカモフラージュで着る苔や
草木でいっぱいの迷彩服です。

そして身長が60cmから1メートルの
トロール似の生命体に、髪の毛の代わりに
本物の植物が生えているのを
想像して下さい。



David: なんと!

Emery:
ええ! そしてその生命体は紫外線からも
エネルギーを得て、健康を保つことが
できるんです。
また肌を通して水分を吸収することができて、
とても苔に似ているんです。

それに・・・
私はこの生命体をたくさん見てきたんですが、
ある者はまるで・・・
カツラが歩いているような、髪の毛のお化けか
というような感じで、でもそれは極度に
苔むしているんです。

まるで『アダムス・ファミリー』にでも
出てきそうな感じです。
この生き物の上で生育する植物を手で
掻き分けなければ、顔が見えないくらいです。

David:
その植物を切ったりすると、その生き物には
肉体的な痛みがあるのでしょうか?

Emery: いいえ。

David:
それともより体毛に近い感じでしたか?

Emery:
ええ、体毛の方が近いですね。
でも茎や幹のところを拡大して見ると、
より神経線維や神経細胞に近いものを
持つのがわかります。

だから神経学的には、植物が生きた細胞と
突然変異で組み合わさった状態なんです。
それは人間とETの細胞です。

David:
トロール似というのがいまいち
よくわからないのですが。
顔になにか普通とは違う特徴が
あるんですか?

Emery: ええ。顔は・・・

David:
正確に説明してもらっていいですか?

Emery:
ええ、この生命体の顔や首の辺りは
松の木の樹皮のようになっていて、
とても粗くひび割れています。

灰色の粘土を太陽の下で乾燥させたら、
ボロボロと崩れてひび割れるでしょう。
まさにそんな見た目です。



でも彼らには鼻があります。
口もあります。耳と目もあるんです。

David:
さてトロールと言えば、例えば、大きな
下アゴにこんな風に歯が2本
突き出ているのを想像する人もいるでしょう。

Emery:
いいえ、そのような犬歯ではなく、
普通の歯です。
そして口の中は私たちと同様に
赤くてピンク色です。
舌もあって、息もします。

ただ彼らはエネルギーの多くを
肌から摂取するのです。

David:
顔からも植物が生育しているんですか?
それとも顔の所だけ丸く空いていて・・・

Emery:
顔の部分だけが、さっき言ったように、
もろくひび割れて樹皮のように固くなっていて、
とても硬直した顔つきで、感情が
読み取れるような表情筋もありません。
口を開いたりはできますが。

でもその肌の粗さのせいで、顔の表情は
全く読めません。

David:
地球人と比べて顔の大きさの比率は
どのくらいですか?

Emery:
彼らの頭は体との比率で言えば
ずっと大きいです。
だから私たちの通常の頭のサイズの
1.5倍くらいありますね。

David: 顔のパーツの比率はどうですか?

Emery:
とてもコンパクトにまとまっていました。
なにせ身長が90cmくらいしかありませんから。

だからほら、例えば小人症の人を
思い浮かべてみればサイズ感は近いです。
脚や骨が少しだけコンパクトに
密集した感じで、私たちのように長く
そり返っていないんです。

そして全身が苔で覆われていたりするんです。
葉や蔓(ツル)が体から出ていることもあります。
特に背中から。

最も顕著なのは背中で、ツルや苔類が
いっぱい育っています。
そして残りの全身も、小川の岩肌に
よく生えている緑の苔で覆われています。

そしてとてもとても小さな手と足があります。

David:
そしてあなたの話では、この生命体は
天然の種ではなくて、遺伝子工学的に
作り出された生命体なんですよね?

Emery: その通り。

David:
なぜ彼らは植物とヒト科の混合体を
作りたかったんですか?
身を隠して秘密工作でも
させようとしたんですか?

Emery:
そうです。秘密工作員ですね。
彼らは日の光と水さえあれば、何週間も
食べずにいられます。

彼らは自身の細胞と植物の相互作用を
通じて栄養を自家生産できるのです。

David: ふむ。

Emery:
それはとてもおもしろい科学ですよね。
一体、全てがお互いにどう絡み合っているのか。
でも彼らはそれに成功したんです。

David:
この「苔男」とでも呼びましょうか、
生きているのを見たり、
交流したことはありますか?

Emery: ええ、もちろん。

David:
オーケー。そのコミュニケーション方法は?

Emery: 手話です。

David: 本当に?

Emery:
ええ、ある種の手話ですね。はい。

David:
それで彼らからどんな印象を受けました?
知的レベルはどれくらいでした?
倫理観とか意識のレベルは?

Emery:
否定的なことは言いたくないですが、
ちょっと薄気味悪い生命体ですね。
そしてとても静かでおとなしい性格です。

なんとなくカメレオンを思い起こさせます。
じっとして、ゆっくりと
ナマケモノみたいに動くので。

あまり活動的ではありません。
とてものろいタイプの生命体です。
そしてこれは間接的に聞いた話なので
事実かどうか確かではありませんが、彼らは
若い頃から手話でのコミュニケーションを
教え込まれるのだそうです。
なぜなら彼らには声帯がないので。

David:
あー。では顔を動かすこともないんですね?

Emery: そう。

David:
とても硬い表情だと言いましたよね?

Emery:
ええ、とても硬直してます。
かろうじて動くくらいです。
でもものを噛むことはできます。

David:
目は私たちと同じですか?
それともどこか違うのでしょうか?

Emery: 黒目です。

David: 黒い?

Emery: 黒い目です。

David: 本当?

Emery: ええ。

David: へぇ!

Emery: 瞳はありません。
ただ漆黒の黒い目だけが見えます。
そのせいで怖がる人もいますね。

David:
ではその目標は何なのでしょう?
彼らがこの生命体を野に潜ませようとして
いるとして、地上での任務は実際には
どんな事をさせるんでしょう?

何かの監視や偵察ですか?
人を暗殺する訓練も受けているんですか?

彼らは実際に何をするんでしょう?

Emery:
殺しはやりません。
彼らはそこまで器用ではありません。
でも監視や偵察は得意です。

つまり、彼らほど・・・
全く音を立てることのない、
適任な生き物はいないでしょう。

David: ふむ。

Emery:
そのように遺伝子設計されているんです。
ちなみにね。

David:
では軍産複合体がサーベイランス(監視)の
目的でこのような生命体を配置する場所は、
例えばどんな所なんですか?

明らかにカモフラージュは上手そうですが。

Emery: 私にできるのは憶測だけです。

David: オーケー。

Emery:
私は彼らを配置してスパイ活動する
プログラムには参加していませんでしたから。
だから私から言えることは、もし彼らを
踏んで歩いていても彼らに気づくことは
ないだろう、ということだけです。

つまり、彼らはそれくらい何にでも偽装できて
・・・苔の肌に枝葉まで
加えることができるんです。

だから、例えば彼らが配置される場所には
こんな色味が欲しい、ということが
あるとしましょう。

すると彼らの体にそのような色の様々な
菌類や苔類を移植して、肌の上で
育てることができるんです。

David: 本当に?

Emery:
ええ、とてもおもしろいですよ。
だから彼らはほとんど世界中のどんな種類の
草や木でも身にまとうことができます。

David:
では彼らの体の一部は土壌のようになって
いて、そこに植えられるということですか?

Emery:
土ではなくて、蜂の巣状の
マトリックスになったコラーゲン組織です。
そこに何週間も保水できるんです。
肌の構造と似たようなものです。

そしてそれが肌と一体化しているんです。
蜂の巣のような形で。
でもとても小さなサイズの穴ですよ。
ナノメートル単位の。

David:
ではあなたが最初にこの生命体に
遭遇したのは、地下基地で
フルタイム勤務だった時ですか?

Emery: ええ、そうです。
この生命体の出自がインナー・アース
(地球内部)なので、元々すでに彼らは
肌の上でものを育てることが
できていたと思います。

David:
あー、それでは最初の遺伝子の
ストック(群)はインナー・アースで発見された
生命体のもので、それを遺伝子改変して
いったということですか。

Emery: そうです。
それから更に多くの植物の遺伝子を
混ぜていって、このゴツい生命体へと
作り上げたんです。

David: ふむ!

Emery: そう。

David:
では当時の地下基地で生きている
彼らを見ることはありましたか?
それとも解剖の標本としてだけでしたか?

Emery:
彼らが培養されているのを見ました。はい。

David: どうやって培養するんですか?

Emery:
大きなガラスの水槽のような容器の中で、
紫外線を照射するんです。
床から1メートルくらい宙吊りにされた、
プランターのようなものです。

David:
では番組の時間も残り少なくなってきたので、
お聞きします。
この苔男のことで他にも話してもらえる
おもしろい情報は何かありますか?

Emery: ありますよ。

David: とても奇怪な生命体ですよね。

Emery:
最も驚くべきことの一つが、この生命体は
子供を産めないんです。

David: あー!

Emery:
彼らには私たちのような生殖器がありません。
しかし彼らは種子を作れます。

David: はは(笑)。

Emery:
そしてその種子に彼らのDNAが含まれます。
ということは、人間の組織が優勢では
ないんですよ。まだ植物に近いんです。

David: ふむ。

Emery:
ええ、そして私は基地を去る時に、
このような種子が培養器に入っているのを
まとめて目にしました。

そして同僚の一人が、新たな別のタイプの
苔男の実験をしていると話してくれたんです。

そして私はなぜ彼がそんな風に話せるほど、
そのプロジェクトのクリアランスは
オープンなのか尋ねました。

すると彼は、
「そういうわけではないけれど、新しく入った
培養器を君に見せてあげることはできるよ。」
と言いました。

そして私たちはその前を歩いて
通り過ぎたんです。

そして私が覚えているのが、培養器についた
1メートルくらいの大きな円形の窓越しに、
人と同じくらいの大きさの種子が
入っているのが見えたんです。
それがたくさんありました。

David: わぁ。

Emery: 私はただ・・・
言葉を失ってしまって。
それっきりです。
つまり、それ以上のことは
教えてもらえませんでしたし、
話題にすることも許されませんでした。

David:
その種子が温められるかして、新たに
またこの生命体が生まれるのだと
理解していますか?

Emery: そうだと思います。
でもあの種子はどこから来たんだろう?
と思いますね。

David: はは。

Emery:
あんな大きな種を誰が落としたのか?

David: ですね。

Emery: つまり・・・
あそこでは彼らは何だか驚くべきことを
やっているということですよ。
一切のルールも、制約もなく。

David:
それでは教えてもらえますか。
あなたがフォートマイヤーズから呼び戻されて、
この特定の生命体について相談を受けた
理由は何だったんですか?

何かあったんですか?
それともどんな事情があっての
ことだったんでしょうか?

Emery:
研究所で事故があって、そのせいで
研究チームが壊滅してしまったんです。

David: 事故があった、と。
もう少し具体的に教えてもらえますか?

Emery: いいえ。

David: ふむ。
あなたの言ったことが暗にほのめかすのは、
この生命体が敵意を持って反乱か何かを
起こしたということでしょうか?

Emery: いいえ。
この生命体が原因ではありません。

David: あー、オーケー。
ではこれは何かの理由であなたが本当に
話したくないことなんですね。

それか話すことを禁じられたことだとか。
それで合ってますか?

Emery:
ただ話せないんです・・・
あまりのことで・・・
よく知っている人たちだったので・・・

David: ふむ。

Emery:
つらすぎて話せすことができないんです。

David: わかりました。
では他にフォートマイヤーズから
呼び戻された時の事例で、
何かおもしろい話はありませんか?

Emery:
ただ普通に組織のサンプル採取を
するために数回呼ばれました。
それは単に技術者が足りなかったり、
人手不足で駆り出されただけです。

一度施設で細菌の集団感染
(アウトブレイク)が発生したことがあるんです。
施設の人員の20%がとても特殊な
ウイルスに感染しました。

ハンタウイルスみたいな種類です。
ハンタウイルスそのものだったのかは
わかりません。

すみません、
みなさんがご存知かわかりませんが、
1993年にアメリカ南西部で
アウトブレイクがあったんですよ。
そのウイルスが・・・

David: ハンタウイルスの話ですか?

Emery: ええ。

David: はい。

Emery: そのウイルスは・・・
実はこの施設で作られたものだったんです。

David: それは人食いバクテリアですか?

Emery: いいえ。
風邪に似た症状を引き起こして、
それから・・・すぐに死に至らしめます。

David: わぁ!

Emery:
激しい嘔吐と下痢を伴って、
肺が機能しなくなります。
呼吸ができなくなるんです。

David: ふむ。

Emery:
それでその亜種のようなウイルスが実際に
研究所内に蔓延して、大勢の職員が
死にそうになったんです。

生物製剤部門の20%の人々に
感染しました。
そして、ほら、彼らは仕事に戻ることを
許されませんでしたから。

入院しなくてはいけなかったんです。
地下施設の病院の隔離病棟に。

David:
わぁ!死者もたくさん出たんですか?

Emery:
それは、もう、たくさん。
その20%の半数が亡くなりました。

David: うわ、ひどい!

Emery: ええ。

David:
それではあなたはこのアウトブレイクを
収束するための専門家として
呼ばれたということですか?

Emery: いいえ、
私はただプロジェクトを回していくために、
普通の仕事をしに行きました。

David: あー、ただのピンチヒッターとして。

Emery:
私は急場をしのぐための代理でした。
ただのPRNです。
(※プロ・レイ・ナタ=「必要な時だけ」の意)

David: へぇ!
番組の残りも数分しかありませんが、
聞いておきたいことがあります。
このウイルス技術についてネガティブな
使用の話ばかりしてきましたが、同じ技術を
ポジティブな目的に使うことは
できないのでしょうか?

そしてもしできるなら、具体的に何ができるか、
知っていることはありますか?

Emery:
その質問が出たのはおもしろいですね。
なぜなら今の話には続きがあるんです。

私がニューメキシコに戻らなくては
いけなくなった理由の、20%の人員不足を
もたらしたアウトブレイクの原因の
ウイルスですが、彼らはそのウイルスを
殺すウイルスをすぐに開発したんです・・・

David: おー、本当に?

Emery: ・・・それで残りの10%が
数日の内に救われました。

David: おー、すごい!

Emery:
たった数日の内に全く新種のバクテリアとか
ウイルスを作り出すのは、
本当に難しいことなんですよ。

David: わぁ。

Emery:
それがすでに棚に用意してあったものでは
ないことは確かです。
でもそれ以来、彼らはウイルスを退治する
ウイルスとか、ウイルスと戦うバクテリアとかを
作れるようになったんです。

だからそれは唯一、怪我の功名だったと
言えます。
とても酷く恐ろしい事故だったにせよ。

そしてこれが今、他の民間の研究施設の
手に渡っていっているはずです。

徐々に表に出てきますよ。
なぜなら彼らはこれに関して膨大な
データ収集をしてきたので。
それはポジティブなことだと思いますね。

私は関わってきた異種交配の
一端を担う仕事を通じて知っているんですが、
彼らはウイルスを使ってDNAを
改変していたんです。

それがタンパク質とタンパク質を混ぜ合わせる
最も簡単な方法なんです。
それが体に受け入れられると、
全身が変化していきます。

すると彼らはまたその細胞を採取して
培養したり、さらに別の生命体に
注射したりするんです。

そうやって何度も何度も生命体に
様々なウイルス接種を繰り返していくことで、
スーパー生命体が誕生するんです。

David:
では私たちもこのようなタイプの接種を
受けることで、例えば超人的な視力とか、
聴力とか、サイキック能力を得たりも
できるんでしょうか。

Emery: そういうことです。

David:
さて、とても面白いお話でした。
エメリー、こうして人前でお話ししてくれる
ことに感謝したいと思います。

今回はとても面白いけれど、
奇怪な情報でしたね。

Emery: とてもね。

David:
でも時に事実は小説より奇なりと言って、
奇怪な方が事実として
信じられる気がします・・・

Emery: ええ。

David: ・・・だって、一体誰が
こんな作り話を思いつくというんです?

Emery: とても難しいでしょうね。

David: ええ、それは確かです。
そして視聴者の皆さんにも
感謝したいと思います。

こちらは「コズミック・ディスクロージャー」。
特別ゲストのエメリー・スミスとお送りしました。


翻訳 (Translator):
田原一樹 (Kazuki Tahara)




この記事は
https://ja.spherebeingalliance.com/blog/transcript-cosmic-disclosure-rise-of-the-moss-man.htmlに掲載されている
「コズミック・ディスクロージャ」を転載したものです。


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