2020 The New Earth A travel report【27】サミラからの言付け

2016/02/06


「2020 The New Earth A travel report-26」の続き…

サミラからの言付け

「この無条件の愛から、あなたに大切なことをお願いしたいの。私たちがまた会うときまで、どの機会もあなたが幸せになるための機会にしてほしい。そのためにあなたに必要なものは、私にとってもすべてオーケーよ。

別の言い方をするとね、私は、あなたに幸せでいてほしい。他の女性との付き合いも含め、あなたが幸せでいられるためにできることは、何でもしてほしいの。

そうすれば、私は幸せなあなたを体験できる!2015年にはそれが当たり前のことじゃないって分かっているわ。だから私はあなたにはっきりと伝えているの。もしあなたが他の女性と楽しむ機会があるなら――ベッドの中でもよ――私はあなたに楽しんでほしい。

あなたがそうせずに、その理由を私のせいにするのなら、私はとても心地悪いわ。

私はあなたの人生を豊かにするものでありたい。制限するものではな くてね。ますます多くの人たちがそういうことを理解していくわ。こうして張り 合うような考え方はなくなっていくの。するとセクシュアリティーは、宗教の牢 獄、宗教の見解という牢獄から自由になる。
そしてまた、人々は欺したり、浮気 したり、不誠実になったりしなくなる。ただ、そういうことが、もう可能でなく なるからよ。それに代わって、開放性、許容性の限度がどんどん大きくなる。ほ とんどの人たちは、それが可能だなんて夢にも思わなかったほどよ。
元の世界に戻ったら、映画を見てちょうだい。1970 年代にシルビア・クリステルが主演し た映画"続エマニュエル夫人" よ。信じられないほどの駄作だから、スクリーン の演技はどうでもいいわ。まあ、楽しみたければそれもいいけど。
私が注目して ほしいのは二人の関係なの。どれだけオープンで愛情の深い関係であるか。彼女 の男がベランダで友人と立ち話するのだけど、それを聞いてほしいの。彼が友人 に、二人がお互いにどのように感じているかを語るのよ。
私は、本の終わりに書かれていたこの言葉に感謝しているわ。私はタマラを違 うように見ることを学んだだけではなく、このパートナーシップの形に対して、 自分をオープンにすることができたからよ。私たちは今、それを生きている。エ マニュエルと彼女の男は映画の中でそれを生きていた。
今日ではみんながそれを 生きているわ。映画は、セクシュアリティーの問題を抱えていた私だけを救った のじゃない。あなたの物語を通して、その映画がまた脚光を浴びて、全世代の人 々の実例になったの。特に、上の世代の人たちの考えに悩まされていた、若い人 たちにとっては。彼らは、このような生き方にならうことができた。というのも、 その方が彼らにとって、ずっと簡単に自分でいられるからよ。
それからもう一つ、あなたの歯について。ロシアのヒーリングメソッドを見つ けて。Grabovoy とPetrov が際立っているわ。検索してね。彼らは臓器を再生し たり回復させたりする方法を、オンライン・ゲームを通してすでに学んでいたの よ。
歯だってそうよ!あなたがこちらで学んだことはすべて調べてみてね。2015 年でもすべて見つ かるわ。それ以降、本当に新しいことは何も発明されていない。私たちは、すで にあったものを利用し始めただけなのよ。もし、よければ、他にも言いたいこと があるのだけれど。
タマラ、もしあなたがこれを読んでいるのなら、どうか分かってちょうだい。 私は心の底からあなたを愛しているわ。あなたは私にとっての手本になったの。
私があなたと争わずにいられなかったのは、あなたを深く愛していたからよ。私 はただ、あなたや他の人をちゃんと愛せるほど、自分を十分に愛していなかった の。あなたは想像できる限り、最高の妹だし完全な存在よ。他の人たちと同様に ね。それを見ようとしなかった私をどうか許してちょうだい。どうか本を読むよ うに私にも伝えてちょうだいね。本を読まねばならないことを、みんなに伝えて。
そうすれば本当のことになる。原稿は無料でダウンロードできるわ。 あなたはまだ私に聞きたいことある? 」
うん、あるよ。何千もの質問があるけれど、僕が聞けないでいるのは特別なた った一つの質問。だけど彼女が、僕の内側で生じていることを分かっているかの ように、とても愛情深く僕を見ているので、僕は恐れを克服した。
「僕と一緒に眠りたい?SEX-セックス?」
「いつにもまして。ここで私はあなたという花を摘み取るわ。あなたが5年前 私にそうしたように。私はあなたに約束してほしいことがあるの。この世界のネ イサンも守ってくれていた約束よ。そのエネルギーを世界にも向けてちょうだい。
私たちが物理的に離れているとき、機会があれば、どうか、どうか、それを使っ てほしい。もしネイサンがそうせずに不慣れなままだったとしたら、私の初体験 は信じられないほど素敵なものにはならなかったはずよ。それはあなたと私の間 の、何かまったく個人的なものであり、世界が中に割って入ることのできないも のだわ。約束してくれる?」
僕は同意して肯く。どちらにせよ、他のことなどどうでもいい気持ちだ。彼女 は、僕に上半身を起こすように言い、目を見て優しくなで始める。僕の全身に鳥 肌が立ち、彼女の凝視に我を失う。彼女が僕をガイドしているのが聞こえる。「そ れが流れるままにして、来ようとしていたものを楽しんで。何もせずに、ただ自 分の衝動に従っていればいいの」彼女は僕を後ろに押し倒し、僕が昨日から着け ていた水着を下ろした。
身体的にX指定の(映画の)状態になり、内側でも再 び僕はすべてのものと一つになる。僕の意識は彼女の意識と共に拡大し、僕の中 で全世界と宇宙が感じられる。サミラが僕に何をしたかは、皆さんの知ったこと ではありませんよ。自分で試して、見つけ出してください! 自分の体験をして ください。
僕は一切の思考を越えてオーガズムとエクスタシーを覚える。人生の喜びと解 放された衝動を感じる。僕にはそれがパパから来ていることが感じられる。そし てパパとしての僕には、次に為されるべきことがわかる。僕には自分の中の全細 胞――あらゆる時間の、あらゆる可能性の物語の細胞――が見える。そしてタオ ルの上に横たわっている2015年のネイサンが見える。
初めは、彼が別時間に迷 い込んで(当然のことだが)途方に暮れていた。僕には、彼が"今、ここに" お いて意識的に2015年に戻ってくるのが感じられる。僕は慎重に、あらゆるもの を含んでいる、2015年のネイサンの意識に近づき、彼の中に自分自身を戻す。
僕は目を開けてまばたきする。サミラはもうそこにいない。僕の中だけだ。水筒 に手を伸ばし、蓋を開けて水を飲む。すごくおいしい。体を起こすと、ゴミ箱が 見える。その眺めさえ楽しい。
「それを楽しんでくださいよ」右側にいるジャックが言う。「もうじき無くなり ますからね」
周りにいる人々や友人たちの声が聞こえる。次に何をすべきか正確に知ってい る気がする。こんな感覚は生まれて初めてだ。僕の人生は今、はっきりとした意 味をもっている。これは、本の終わりに物語の結末の来ない、最初の本になるか もしれない。これからが始まりだ。僕はこのようなことを体験したい。
そのための道がたった一つある。僕はそれを広めるために、できることは何でもしなけれ ばならない。僕が得られた提案にすべて従い、新しい地球を築かねばならない。 誰か手伝いたい人はいますか?

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