2012/12/08
オーストラリアの首相である
ジュリア・ギラードさんという女性が
http://ja.wikipedia.org/wiki/ジュリア・ギラード
「親愛なる国民の皆さん、世界の終わりが来ています」という演説をカメラに向かって
真面目な顔で行っている動画が話題を呼んでいる。
NET上には「首相が認めたぐらいなのだから、本当に世界が終る」
などという意見がある模様だ(笑止)
動画の内容は
ジュリア・ギラード首相の演説
私の親愛なる同胞としてのオーストラリアの皆さん。
世界の終わりが来ています。
マヤカレンダーが真実だったことがわかるのです。
たとえ、科学者たちや、オーストラリア連邦科学産業研究機構( CSIRO )がそのことを確認できないとしても、
私はトリプル J の予測は正確であることを確信しています。
最後の打撃が人肉を食らうゾンビによるものか、地獄から来た悪魔の怪物によるものか、
あるいは、K-Pop (記者:なんでK-Pop?→オーストラリアでは韓国人が襲われる事件が急増している模様)の
完全勝利から来るものか、それはわかりませんが、どんなものであろうと、
あなたがたもご存じのように、私は最後まであなたたちのために戦います。
皆さんすべての幸運を祈ります。
翻訳=「In Depp」様より転載
http://oka-jp.seesaa.net/このような内容であるのだが
これは完全に“ジョーク”動画だ
誰かが流出している「バラエティ番組」の中のジュリア・ギラード首相の演説部分を
意図的にバラエティーであるとわからないように改変してYoutubeにアップしたのだろう。
そもそもこの動画にはオリジナル版と改変版が存在し、
オリジナルのほうでは「これはバラエティ番組である」という内容のオープニングおよび
エンディングが流れているのだが、
(英語でtriplej END OF THE WORLD SHOWと明記されている)
改変版ではオープニング・エンディングどちらもカットされている。
この時期、つまり「もうすぐマヤ暦の終了に伴いこの世界も終焉する」
といううわさが盛んにNET上にあふれる今、
何者かが本当に世界の終わりが近付いていると勘違いするような頭の弱そうな人を
だましてやろうと作ってYoutubeに公開したものだろう。
というより本当のところは、誰かが面白半分に改変してYoutubeにUPした動画を
周りが勝手に「本当に世界が終わるんだ!」と勘違いして騒いでいるだけだろう。
以下に改変後と改変前の動画を掲載しているが、これをご覧いただければ一目瞭然だろう。
それにしてもオーストラリアの首相ともあろう人が、なぜこんな悪ふざけを?
という疑問に答えるのは簡単なことだ。
(記者注:そっくりさんの芝居では?という意見もあるが似すぎているので本人だろうといわれている)
一般的に、首相会見などを行う前のカメラテストの原稿は担当スタッフが用意し、
渡された原稿を首相は真面目に読むだけだ。
(記者注:オーストラリアの首相だけに限らず、このような会見ではカメラテストを行うのは通常のことであり
政府高官・政治家などは仮原稿を読みあげる)
この時の用意した仮原稿というものが、一般的には放映されないので皆知らないのだが、
かなりジョークがきつい原稿が多いのだ。
一例では、大統領が真面目に「第三次世界大戦が勃発しました。国民の皆様は冷静な対処を云々」とか、
「ついに宇宙人が地球に攻めてきました!国民はパニックを起こさずに行動し云々」
などという動画は探せば結構流失している。
本来このような動画は外部に出るわけがないので、政府高官・首相・大統領なども
気軽にジョークのつもりで読み上げているのだろう。
しかも職業が政治家であれば、どのような“ぶっ飛んだ内容”の原稿でも、
冷静に(吹き出してしまうことなく)読み上げるのは練習ぐらいの気持ちで行っているはずだ。
ところがそもそもジョーク好きな白人社会では、このような内容の動画を“機密理に処分”などできるはずもなく
必ずスタッフの誰かが、知人などに「傑作な動画あるんだ!」などと言って流出させてしまう。
なので今回のオーストラリアの首相演説の動画も、
恐らくは内部の人間が知り合いのバラエティを作っている人に渡したものだろう。
では実際の動画をご覧いただきたい。
これを見れば12月22日に世界は終わらないという確信が持てることだろう。
改変された動画
元動画
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