2012/03/17
ハンク・ウエスルマン博士の「神霊の世界に覚醒して」の翻訳が完成し、
4月に出版されるらしい。
これは一昨年、アマゾンで1位になった著作であり、
シャーマン的な心霊世界を体験できるCDが添付されている。
私(記者)がよく閲読させていただいている
「ヤスの備忘録 歴史と予言のあいだ」様に
詳しく解説されていたので、紹介する。
心霊の世界を垣間見るためには、脳波がθ(シータ)波の状態になるのが良いとされており、
脳をこの状態にするには毎秒4~7回のドラム音などが効果的だ。
こういう単純なリズムを聞いていると、次第に脳波も同調し4~7Hzのθ波になるのだという。
脳波がθ派になると軽いトランス状態となり、心霊体験をしやすくなる。
そしてひとたび心霊の世界に入り込むと、時間の壁を越えたり
死後の人々と話をしたり、さらには動物霊、植物霊、自縛霊など
あらゆる霊と話ができるようになるのだという。
以下に「ヤスの備忘録 歴史と予言のあいだ」様の記述を引用した。
ハンク・ウエスルマン博士の「神霊の世界に覚醒して」の翻訳
このブログで何度も紹介したことのあるハンク・ウエスルマン博士の著書、「Awakening to the spirit world」の日本語翻訳、「神霊の世界に覚醒して」が完成した。4月には出版される予定だ。一昨年、アマゾンで1位になった著作だ。
この本には、シャーマン的な神霊の世界を体験できるCDがついている。筆者も何度も聴いたが、これを聴いて寝るとたしかに夢を多く見るようになる。夢では出会ったことのないいろんな人物が出て来た。このCDの使い方と、シャーマンの神霊的な世界がどのようなもになのか解説した箇所を紹介する。
神霊の世界への旅
シャーマン流の神霊世界への旅という、シャーマンがよくおこなう行為がある。これにより、神霊の力を借りたり、個人的な指導をしてもらったり、ヒーリングをしてもらったりする。
たとえば、オーストラリア先住民族は管楽器や杖で、スカンジナビア北部の先住民族は歌で、中央アジアのボンポ族は鐘を用いて単調なリズムを奏でる。
ドラム楽器の一定のリズムが脳に神秘的な影響を与えることについての研究がある。神秘的な体験は、脳波がシータ波(4~7Hz)の状態で起こりやすいことがわかっている。毎秒四~七回のビートの単調なガラガラ音や、特にドラムの鼓動を聞けば、左脳も右脳もそれに同調し、脳波がだんだんゆっくりとしてくる。
そして、脳波がシータ波になって軽いトランス状態に入ってゆく。この状態こそが、神霊的体験をしやすい脳波なのである。
神霊の世界
シャーマンは世界中の文化で見られるが、神霊の住む世界について共通の世界観がある。解釈や呼び名の違いこそあるが、神霊の世界を三つに大別できると考えられており、ここでは上層の世界、中間の世界、下層の世界とよぶことにする。なお、それぞれの中にも、いくつもの層がある。
下層の世界は、シャーマンがトランス状態のときには容易に入っていける霊界だ。動物霊や植物の霊や地縛霊なども含めて、自然界の生きとし生けるものが形作っている神霊の世界である。
上層の世界は、神々やご先祖様や天使たちなどの高級霊が住む神霊世界であり、明るいきれいな都市のようである。
一方、中間の世界は、私たちが住んでいる三次元世界の裏に隠れている別の世界であり、私たちの想念の世界でもある。シャーマンたちは、この中間の世界で飛び回ったり時間を前後させたりできるので、失くしたものを探したり、遠隔ヒーリンをおこなったり、最近亡くなった人と話をしたりすることができる。
三次元世界のすべての存在は、その対応する想念の側面をこの中間の世界にもつているので、そこで岩、木、水、風、火、地面などと会話することもできる。
神話やおとぎ話に出てくる妖精や小人も、この世界の住人である。文化的な制約条件のせいで現代の私たちには見えなくなってしまったこの霊界を、神話は思い出させてくれる。
守護霊
下層の世界と上層の世界にはさまざまな霊が住んでおり、中にはわたしたちの守護霊となってくれる霊もいる。
動物霊や半人半獣の霊が私たちの守護霊となる場合もあり、守護動物霊(power animal)として力を貸してくれたり、保護したりしてくれている。
私たちが生まれおちるときに、最低でも二体の守護動物霊が私たちに付き添い、護ってくれている。キリスト教でいうところの守護天使と似た役割を持ち、テディーベアのように肌身離れずにいるが、そういったおもちゃよりはるかに頼りになる。
守護動物霊は、動物の個体の神霊というよりも、その種全体の魂の集合体に近い。ライオンの種族全体の魂とか、鷹の種族全体の魂が守護してくれるのである。
なお、どの守護動物霊が別の守護動物霊より優れている、というものでもない。それぞれ別々の得意分野があり、異なる症状に対して、それぞれ違う薬を与えてくれるようなものだ。
守護植物霊とよぶべきものもおり、シャーマンがヒーリングをおこなうときなどに、特定の得意分野に限定して力を貸してくれるようだ。
ペガサスやドラゴンやユニコーンのような守護動物霊をもつている人もいる。私たちは神話の中でしか見たことがないが、下層の世界に実際に住んでいる。下層の世界には他にも、恐竜やマンモスやサーベルタイガーのような絶滅した種も暮らしている。
守護霊は何人まで、守護動物霊は何体まで、といった決まりはないので、私たちを守護してくれる気になった霊の数だけ、私たちは守護霊をもつていることになる。
動物霊と木霊は個々人について特別の教えをくれることもわかってきた。彼ら守護霊たちと人生を共に歩んでゆく際に、なぜ自分を守護してくれるのか、何を教えてくれるのかを聞いてみると面白いだろう。
もう一つのタイプは、人のかたちをした守護霊であり、この中には古の時代には、神々と呼ばれていた上層の世界の高級神霊もいる。アポロやアテナ、イエス・キリストやブッダなどであり、ご先祖様が守護霊になることもある。
これらの守護霊は宇宙の力を私たちにもたらしてくれる媒介役となる。彼らは現世の私たちが抱える痛みや苦しみを百も承知しているので、進んで助けの手を差しのべてくれる。
私たちは神霊に守護されながら、どの問題にはどの神霊に助けを求めればよいかを学んでゆくのだが、ジョセ・スティーブンスがいうように、さまざまな神霊は実はひとつの源に由来しており、分化しているだけなのだ。
すべてのシャーマンは同じ考えではないかもしれませんが、すべての守護霊の源は、私たちが創造主とかアートマンとかアラーの神とか主の神などとよぶものの化身なのです。だから物理的な目に見えるかたちがなくても、いろいろな手段で私たちを守護することができるのです。
物理的なかたちに基づく守護霊は、動物や植物や、火・水・地・風などのエレメントや惑星などの天体を代表していたりします。
一方、物理的なかたちを持たない守護霊は、ブッダやイエス・キリストや聖母マリアのように天使のような役割をします。
この二種類の守護霊は協力関係を築いて守護してくれます。たとえば、お釈迦様がハチドリを携えたり、聖母マリアがコンドルと協力したり、といった具合です。
神霊の世界への旅の準備
この節では、シャーマンと同じように神霊世界へと入るための方法をステップ・バイ・ステップで解説する。付属しているCDを使うので、ヘッドフォンで聞けるように準備してほしい。
まず、携帯電話の電源は切っておいていただきたい。静かで誰もいない場所に行くのが望ましい。寝転がってもいいし、座っていてもよい。この旅はリラックスできるので、眠ってしまうかもしれないが、別にかまわない。向うの世界に深く入りすぎてしまっただけだ。疲れすぎておらず、気が立ってもいない時間帯がベストである。
目に光が入らぬように、何かで目を覆ってもよいだろう。シャーマンが暗いところで儀式をおこなうのは、かすかな幻影をキャッチするためだ。ロウソクを灯してもいいし、お香を焚いてもいい。
場所が整ったら、踊ったり歌ったり独り言をいってもいいので、たくさん息を吸って、心を穏やかにするとよい。神霊は私たちの心と交信し、また私たちは心で神霊界を見るからである。
CDはヘッドフォンで聞いてもいいし、スピーカーを使ってもいい。どんな精霊と出会って何をいわれるかは選ぶことができないが、それにどう反応するかは、あなた次第でコントロールできる。この点は、白昼夢とは大きく異なるところである。
CDを聞きながら、意識的に幾度も呼吸すること。エネルギーが頭から心臓へ流れるのをイメージする。心臓に手を置いて、呼吸とともに手が上下するのを感じるとよい。
意識を見る
事前に目的をはっきりと意識しておくことも大事である。神霊にあなたの人生について質問するのか、それとも人間関係についてか、健康や仕事についてなど質問することもできるし、今後の人生で何を頑張るのがよいだろうか、などと質問するのもいいだろう。
ただしハンク・ウエスルマン教授によると、何を「すべき」かを質問するのはよくないということだ。
直観的な知見を神霊から引き出すことが目的なのだから、何を「すべき」かを質問すべきではありません。実際に何をするのかは、あなたの自由意思で決めることです。
神霊(あなたのハイアーセルフとかオーバーソウルとよばれるもの)の側からも、「何をしなさい、何をすべきだ」とは決していいません。
代わりに、幅の広いものの見方を教えてくれます。私の指導霊のケースでは、「そうだね、たとえばこうすることもできるし、ああいう手もあるね。もしこの道を行けば、こういう結果になるかもしれないね」といった具合に。
ところで、質問内容に他人についての質問が含まれることもあるだろうが、その場合はその人物に事前の了解を取ってからにする方がよい。他人のことについて神霊に質問するのは、プライバシーの侵害に当たるし、リモートヒーリングの始まりになることもあるからだ。
サンドラ・インガーマンが倫理についての見解を述べている。
たとえば、誰かと人間関係の問題を抱えているような場合、相手側の問題点についてどうこうしようという姿勢はよくありません。頼まれてもいないのに、相手を助けてあげるようにお願いするのもよくないでしょう。なぜなら、助けてあげるのはヒーリングの一部であり、このプロセスは、本人自身が希望しないと始めてはいけないからです。そうではなく、自分は相手に対して何をしたらよいかを考えるとよいでしょう。
大昔は、具合が悪い人は村のシャーマンのところへ出かけ、痛みを和らげてもらったり心を落ち着かせてもらったりしていた。そのときシャーマンは、その人の代理としてスピリチュアルな世界へ介入していた。
いい換えると、必ずしも自分自身が旅に出かける必要はないのである。守護霊にヒーリングを求めた人は、その効果を実感することが多い。
トランス状態に入る
まず、CD中のトラックの一つを再生し、横になるかリクライニングチェアーにもたれること。目隠しをして聴くことに集中する。意識をこちらの世界からあちらの世界へ意図的にシフトしようとすると、ドアが開けるはずだ。
覚えておいてほしのは、シャーマンらは、目をつぶっていても、彼らの周りで物理的に起こっていることにある程度は気づくということだ。あなたも部屋の中のヒーターの音や犬の鳴き声などに気づくだろうが、それで特に問題ない。
CDを聞き始めてから、脳波はシータ波まで遅くなってスピリチュアルワールドに誘われる。そして、各曲の終わりでは音楽が早くなり、アルファ波に戻るようにできている。
CDと一緒になって、自分で太鼓をたたいたり音を出したりしてみてもかまわない。自分に最も合うリズムを見つければよい。
体験の旅
シャーマンがいうところの「見ること」とは、心の目で見ることだ。神霊は私たちの心に話しかけてくるので、私たちの心がそれをどう解釈するかが重要になる。悪魔にそそのかされるのではなく、自我を鍛え上げて、より高いレベルに引き上げることが必要になる。
事実、私たちの自我や意識は、想像力だけではなく、自由意思の影響をうけたものでもある。成功するもしないも、あなたの意思を支える信念や決意によってすべて決まることだ。
体験の最中、神霊を感知するが、その感知の仕方は人それぞれで、目を閉じた状態でビジョンが見える人もいれば、声が聞こえる人もいるが、身体全体で感じる人が多い。
神霊と交信できるような意識状態にもつて行く途中で、雑念が邪魔になることは多い。シャーマンは歌ったり踊ったりしながら、「今のこちらの世界」から「向こう側の世界」へと意識を向けていく。この意味では、自分の心を鎮める方法を見つけるのがよい。散歩したり踊ったり歌ったりして、気を晴らすのもいいだろう。
分析的な思考回路が災いして、自意識が疑いの念をもつてしまうことも多い。もし、疑いの気持ちが起こってきたら、こう考えて寛大に構えてほしい。
私たちは守護霊や神霊のことは何も教育されてこなかった。スピリチュアルな世界を意識しないように誘導されてきたといってもよい。何十年もスピリチュアルな世界のことを知らずに過ごしてきて、この世界を訪れるチャンスが今こそやってきたのだ、と考えてもらいたい。
体験中に何か見えたとしても、もし分析的な思考回路が、それは自分の作り出した幻想ではないかと疑い始めたら、その疑いは特に気にせずにそのまま続ければよい、とサンドラ・インガーマンはアドバイスしている。自分の心の中で葛藤を起こしてしまうと、せっかくの体験の時間を頭の中の独り言で無駄にしてしまう。
ウエスルマン博士からのアドバイスは、神霊世界の旅は理性とは異なる別の回路でおこなわれるものだから、分析的な思考回路が勝手に考えてしまうことは気にすることはないということである。
神霊世界の旅を体験する主体は、知性や理性ではありません。物理的な魂とでもいおうか、短くいえば無意識がおこなう旅なのです。
この物理的な魂が旅して見てきたものを、意識が受け取って、その意味を解釈するのです。旅の最中には何も思考を巡らすことはなく、ただ見てくるだけです。つまり、考えるのはあとですればよいのです。
神霊世界の旅をしているうちにわかってくることは、重要な人生の教訓を学習するパターンが多いということである。このシャーマン的な神霊世界の旅は何千年もおこなわれているのだから、これは決して不思議なことではない。大昔には、食糧がある場所や治療方法をシャーマンが占い見つけることができなければ、コミュニティ全体が死に絶えてしまったのだから。
神霊世界を体験する練習
1.まずは目的をもつて挑もう。そうすれば雑念も浮かびにくくなる。
2.元気で眠くなくて、すがすがしい気分のときを選ぶこと。
3.空腹な状態よりも、何か食べておく方がよい。満腹はよくないだろうが、あなたと相性のいい食べ物を食べておくこと。ただし、アルコールはよくない。
4.意識的に呼吸をするとよい。
5.もしあなたの代わりに体験してくれる熟練者がいるなら、手伝ってもらうのもよい。たとえば、感情的になりすぎて自分が神霊世界へ旅立てるような状況ではないときや、何かの結果に執着してしまって気が気ではないときなどは、自分が体験するのはむずかしいだろう。
6.自分に合ったやり方を探究して試してみるのがよい。意外と、身体を動かしてみると効果がある。
昔は、横になってはいけなかった。雑念が浮かんできて、神霊の世界に入って行くのがむずかしくなるからだ。歌ったり踊ったりしないと旅ができない人は多い。立つか座って太鼓をたたいたり楽器を使うと、神霊世界に入りやすくなる人は多い。
また、太鼓の音のCDを聞く時間を長くとると、うまくいく人も多いだろうし、自分の好きなリズムで音を出してみるのもよい。
もし途中で集中できなくなったら、呼吸をしてみて、心臓を意識して、元々の旅の目的を思い出してみよう。どの方法が正しくてどの方法は間違っているということはないのだから、何度も試してみて、自分に合うやり方を見つけたら、それが一番だ。
練習あるのみである。練習すれば身に着くスキルなのだから、諦めずに何度もトライしてみてほしい。
そして、守護霊と交信して、信頼関係を築こう。新しい守護霊と出会うこともあるだろうし、彼らも我々を助けたがっているのだから、一緒に人生を歩んでゆこうではないか。
参照元:
http://ytaka2011.blog105.fc2.com/blog-entry-237.html(該当部分はページ中程より下)
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