日本人と外国人の決定的違い─第二の心を考える

2017-06-20
表題の件について素晴らしい考察を掲載されている
KazumotoIguchi'sblog2様よりの転載記事
http://quasimoto2.exblog.jp/237101922/

非常に奥深い記事であり考えさせられる内容なので、
何の感想も記載せず以下に全面掲載。

みなさん、こんにちは。

さて久しぶりにアイラブとてつもない日本シリーズをメモしておこう。
アイラブジャパン。I♥JAPANである。

(あ)まずBBCの番組に関して

どうやらイギリスのBBC放送の日本キャンペーン(→たぶん裏の目的はロスチャイルド家による日本白人国化計画=混血指令)により、日本大好きもののシリーズ:「TheArtofJapaneseLife」というシリーズ番組が放映されたらしい。以下のものである。

海外「日本は本当に特別な国だ」BBC製作の日本紹介番組に外国人から絶賛の嵐
http://kaigainohannoublog.blog55.fc2.com/blog-entry-2350.html



TheArtofJapaneseLife:Trailer-BBCFour

今回ご紹介する映像は、イギリスのBBCで今月12日から放送されている、
「TheArtofJapaneseLife」というシリーズ番組の予告になります。

この番組は、イギリス人美術史家のジェームス・フォックスさんが、
日本人の生活や意識、または自然との関わり合いの中に存在する、
芸術性や美学に目を向け、視聴者に伝える内容になっています。

以下は映像内のナレーションの日本語訳になります。

「まだ少年と呼ばれる年齢の頃から、僕は日本に魅了されてきた。
日本はいつだって、まるで異世界のように僕の目には見えていた。
西洋と似ている部分も多くあるが、それでも大きく異なっている。

このシリーズを通して、僕はついに日本の人々が持つ、
独自のイマジネーションを探求する機会に恵まれた。
新旧問わず、日本の最も偉大な芸術作品の数々を追求するつもりだ。

同時にこの番組は、日本人の生活に入り込む旅でもある。
日本の自然と都市、その両方を旅することになるだろう。
家にお邪魔して、職人に会い、(宗教)儀式を目にするのだ。
日本の一般家庭の料理だって口にしてみるつもりでいる。

(お弁当に対する感想)
『この小さなお弁当は、まるで芸術作品のようだ。
あまりにも美しすぎて食べるのが難しいよ』

日本は、美が満ち溢れた社会である。
それは何も絵や彫刻、住宅や日本庭園だけに存在するのではない。
桜の鑑賞の仕方にも、お茶の飲み方にも、お弁当作りにも存在する。
日本では、ほぼ全ての物事が芸術になり得るのだ」



人々の声
■ 日本をより深く知る素晴らしい機会になりそうだ。
  特に日本の芸術との関連性が非常に高い、
  田舎や自然風景に迫るエピソードが楽しみ。 +4 アメリカ

■ 「日本では、ほぼ全ての物事が芸術になり得る」
  ……本当に見事に日本という国を表現してると思います❤️ +37 フランス

■ これは名作の予感。楽しみすぎる。 +36 アメリカ

■ 日本の芸術、文化、そして日本人の人生観。
  そのすべてが素晴らしい! +4 アメリカ

■ どうやら私は今、夢の国に住んでるらしい! +20 日本在住

  ■ 日本の芸術が一番好き……。いつか日本に行ってみたい!
     一度でも行ったら住みたいって思うようになるのかもね。
     だけど日本語が話せないから無理かな……❤️ アメリカ

   ■ 日本は他のどの国とも違うよね! +2 イギリス

■ あと18日で私も日本に行ける。
  日本人と、日本の芸術と、日本の自然の美しさを、
  目も心も、私の全てを全開にして満喫したい。 +41 アメリカ

■ 日本はアジアで唯一芸術が生活に根付いてる国だと思ってる。
  そしてそれが現代文明と結びついてるんだ。 香港

海外「日本はアジアの中でも特殊」 『東洋と西洋の違い』が海外で話題に

■ 私もいつか日本で暮らしてみたいな。
  日本の文化とか、何もかもが私の性格に合う気がするの。
  世界で一番規律正しい国民だしね。 8 オーストラリア

■ 時々日本に生まれたかったって思うんだ。
  日本で育って日々を送る人生を一度体験してみたい。 +6 国籍不明

■ とりあえず言っておく。I LOVE JAPAN! +36 日本在住(チリ)

■ 一つの芸術となっている日本の文化は何とも名状しがたい。
  その真髄を目撃し、その馥郁とした香りを嗅いだ者は、
  もうその魅力から逃れることは出来ない。 +5 国籍不明

■ 日本は別世界が体験できる場所。
  どんな小さな物事にも芸術性や儀式のような雰囲気が感じられて、
  知れば知るほど好きになる国です。 +18 ルーマニア

■ 日本人は梱包ですらアートにしてしまうからね。
  開けるのが忍びないくらい綺麗なんだ。
  日本人の振る舞いはほんとにアメージングだよ。
  それは仕事の時でも公共の場にいる時でも変わらない。 +1 アメリカ

「もう全部日本人に任せよう」 日本の店員のラッピングが異次元だと話題に

■ 日本は本当に特別な国だなぁってつくづく思ったよ。 +6 イギリス

■ 実際に番組を観たけど、かなり満足のいく仕上がりだった。
  だけどどうしてナビゲーターは常にスーツなんだろうか。
  山頂でも海の近くでもスーツにネクタイ姿だ?? +1 イギリス

■ このシリーズは間違いなく傑作になるぞ。 +49 イギリス

■ 「日本ではすべてが芸術となり得る」って言葉は、
  日本という国をとても上手く表現してるね。 +18 日本在住(米国)

■ 日本。そこは日常に芸術が散りばめられた国。 +8 ポーランド

■ ハイク(俳句)のように人生に美を織り込む。
  日本人の生き方にはそういうところがあるわね……。 +4 カナダ

■ 日本人の繊細な芸術的感性に僕もゾッコンだ。
  純粋で、均衡が取れていてとにかく魅力的なんだよ。
  是非ともいつか日本の田舎で暮らしてみたい……。
  今までにない感性が花開く気がするから。 +18 アメリカ

海外「まさか日本に恋するとは…」 日本の田舎を旅する映像が外国人を魅了

   ■ 俺は4年間日本でサックスを演奏してたけど、
     今思ってもかけがえのない輝かしい日々だった! +4 アメリカ

■ 日本はたしかに世界的に見ても特殊な国だね。
  ホンシュウ、キュウシュウ、シコク、ホッカイドウ、オキナワ。
  日本列島の名前の響きですら最高だもん。 +25 ルーマニア

■ 予告を観ただけで、友達が日本に恋した理由が分かった❤️ +4 イギリス

■ 日本の文化に興味を持って好きになると、
  たいていの人は日本の芸術へと興味が発展するね。 +44 国籍不明

■ 私は実際に10年以上日本で暮らして働いてたことがあるの。
  洗練された文化がある素晴らしい国だった!❤️ +19 デンマーク

■ その通り。日本には芸術がありとあらゆる場面に存在する!
  ああっ、なんて美しい映像なんだ〜。 +5 台湾

■ 今まで何回も「何で日本が好きなの?」って訊かれてきた。
  この映像を観ればもう分かったでしょ? +40 キプロス

外国人「なぜ日本は世界からこんなにも愛されてるのだろうか?」

■ 私が日本を愛してやまない理由が映し出されてた!
  そう、日本ではすべてが芸術なの! +33 日本在住(ミャンマー)

■ BBC北米版でも放送してくれるのかな? 絶対観たい! +49 アメリカ

■ 思い切って日本イコール芸術という事でいいと思う……。 +19 スイス

■ さっそくお気に入りのシリーズになったよ。
  僕はアーティストとして日本の芸術やデザインに、
  今までずっとインスパイアされてきたから!
  観られる環境にいる人は絶対に観たほうがいい! +81 イギリス

■ 前に日本の最北端から南端まで旅をしたことがある。
  42の都市を自転車と電車で回ったんだ。
  どんな国にも深刻な問題はあるものだし、
  完璧な社会なんてこの世には存在しない。
  だけど日本は他のどんな国とも違うんだ。
  とにかく人を惹きつけてやまないんだよ。 +10 ブラジル

■ イギリスみたいな社会では、芸術家は控えめでいなくちゃいけないし、
  何か創造的なことをやるには勇気が求められるんだ。
  だから日本人のように日常をアートにしてしまうというのは、
  芸術家にとっての究極のゴールなのかもしれないね。 +20 イギリス

(い)外人は「第二の心があるのを知らない」

さて、そこで日本に魅了されて日本に感心を持ち(≒日本の女とセックスを知りたい)日本へ来たがるのは良いのだが、例えば、日本の俳句に興味を持って俳句を作るのはいいが、その結果がかつてのラポルテ博士
ラポルテ博士(Otto Laporte)


のように、

「鎌倉に 鶴がたくさん おりました」
というようなものを「俳句」だとか、あるいは、最近日本の桜を見て写真を自撮りして、
公園の ピンクの桜が うつくしい
というようなレベルの感性で帰国して、日本を更なる誤解して行ってもらっては困る。

というわけで、諸外国人には我が国に来る前に、ますは、かつて我が国最大の偉大な世界的大数学者であった岡潔博士のご卓見を読んで欲しいものである。以下のものだ。

岡潔「創造の視座」:「西洋人は第二のこころがあるのを知らない」
http://quasimoto2.exblog.jp/22806044/

これを英語に訳すのはほぼ不可能だが、直訳すれば、

"Western people do not know the existence of the second mind!"

となるだろうか?

岡潔は晩年、この「第二の心」の問題をずっと繰り返し一般講演したのである。

いまでいえば、スピリチュアルあるいはスピリチュアリズムの内容ということになるが、それより遥かに根源的、あるいは数学的、あるいは哲学的な内容を語っている。

とにかくそれを読んでほしいものである。

(う)ネオ・ジャポニズム

いま西洋人や諸外国人が日本に興味をもつことは、ある意味、160年前のジャポニズムの再来である。例えば、これだ。

アイ・ラブ・ジャパン:JaponismeジャポニズムからZaponismザパニズムまで!?
http://quasimoto2.exblog.jp/22707627/



アイラブジャパン:ドイツの「日本デー」がすごい!第三次ジャポニズムの時代到来!?
http://quasimoto2.exblog.jp/22943365/

当時は、西洋の知識人階級やインテリや王族貴族や富豪とか、そういう上層部の西洋人だけが、我が国の江戸時代からの日本文明に興味を感じ、特に、浮世絵により衝撃を受けたわけだ。

と同時に、この時期に、無数の和の物品が安く流失したのである。

これと同じことが江戸末期から160年ほど経った今、西洋人の一般ピーポーレベルで起こっていると考えることができる。

だから、当時の160年前に起こったことが、再び今これから起こってくるとみることができるだろう。もちろん、昔は政府レベルでの交流だったが、いまは一般人レベルの民間交流、個人交流としてである。

200年前ドイツ人小泉八雲(ラフカディアオ・ハーン)が体験した旅館暮らしを、いままさに労働者階級の西洋人が大挙して日本で民泊して体験中というわけだ。しかも160年前にはまったくなかったロボットカフェやメイドカフェやスカイツリーなどのあるさなかでそれができる。

外人が魅了されないはずがない。

ところが、外人はすぐに害人化する。しかねない。これだ。

アイ・ラブ・ジャパン:「現代ジャポニズムの悲劇」→外人が和服着ると謝罪だって
http://quasimoto2.exblog.jp/23657215/

テーマパークジャパン:桜咲く花見の季節到来!だが特亜ゴミ爆弾の季節到来でもある!
http://quasimoto.exblog.jp/22909835/

(え)結局西洋人は日本に魅了されるが「第二の心」を知らずに飽きる!

さて一時的なブームは表象的(つまり見かけの物質的)側面だけに飛びついていずれ飽きられる。

和食がうまい、和食が健康にいい。だから、日本が好き。

これは、

公園の 桜の花が うつくしい → だから、日本に来た

と同じレベルにすぎない。

かわいい、武道がクール → だから、日本に住もう

これまた、

鎌倉に 鳩がたくさん おりました → だから、鎌倉に行きたい

と同レベルの思考にすぎない。

こういうものは、もちろん脳の前頭葉でくだされた判断である。これを西洋人は意識あるいは自意識、あるいは、思考と呼ぶ。

ところが、我が国のインテリである精神世界の高僧や岡潔のような哲学者は

小我=smallconsciousness

と呼ぶ。

小我=我は、精神の発露であるが、時々刻々の情報に影響されて反動的に生み出される感情や理解、西洋人のユダヤ人のウィーナー流に言えば、単なる精神活動の時系列データにすぎない。

これが自分だと思う。

これが西洋人だと岡潔は言っている。

逆に、魂は悪魔に盗まれるものだから、自分ではないと思っている。白人は、自分の魂は自分の財布の中のお金のように他人に盗み出される所有物のように思っているというわけだ。

実は、日本人は逆で、魂こそ人間であり、自分なのだ。いまその自分がこの身体に入っている。ある場合には、木々に入り、ある時は、絵の中に入り、ある時はこの宇宙をも駆け巡る。だから、身体が死ねば、もちろんもとの宇宙に戻る。

この本来の自分がわずかなら感じられる脳の部分、それが頭頂葉だと岡潔が言ったのである。考えたのではない。そう言ったのである。

なぜ言ったということを強調するかというと、それが真実だと語ったことであって、自分が考え出したものではなく、むしろ、そうであることを見た、ということだからである。

ウィーナーのように数式をこねくり回して得た結果ではない。そうでなければならないという真実の語りである。つまり、悟りである。むろん、そのウィーナーも真の天才だったがゆえに、晩年には生まれ変わりの存在を明確に認識したという。自分がそうだったと。

とまあ、こんなわけで、せっかく我が国に来て、日本中を見てまわり、

日本は日本星だとか、別宇宙だとか、特別だとかいう意見のその向こうにあるものが何か?

これに気づいて欲しいのだ!

これが、「第二の心」というものである。

特に、イスラム教徒とユダヤ教徒とキリスト教徒と仏教徒にである。及び、その信者の国々である。

人間は、宗派や宗教による教義やルールや規範、こういうものを覚えてそれに従うというような、何かプログラムとパソコンというような関係だけではないということだ。

我々人は機械ではない。

かつて西洋の科学者や哲学者の偉大な人と目されるものが、繰り返し、この人間機械論を主張した。最近でもニコラ・テスラ、ノーバート・ウィーナーもそうだった。

が、これこそ人の前頭葉の成果であるにすぎない「小我」だけを見て物を言うからであって、頭頂葉の把握の仕方に気づけば、「第二の心」だけが感知する「風流」や「情緒」(これらは英語には翻訳不可能)があるということを理解できるはずなのだ。

しかし、どうやらこれは脳のOSの問題であって、日本語以外をインストールして成長してしまった人間には100%不可能なことらしい。つまり、シラブルで音声認識する言語の人類の脳は、第二の心を感知できない仕組みになっているのである。

さらに西洋人の脳が前頭葉が発達しすぎて、逆にそこに引き込みが強すぎて、頭頂葉から後頭部にかけてのものの認識が失われたらしい。だから、そういうことをして「情緒」を認識する日本人の脳とはまったくことなってしまうのである。

というわけで、ハーフにはすでに情緒はなくなる。好きか嫌いか、良いか悪いか、善悪か、正誤か、そういう前頭前野の働きだけで、すなわち、小我だけでものを見る人になってしまうのである。

別にだれがみてもこの宇宙は60億人分の1のために存在するわけではなかろう。

が、小我が働きすぎるようになると、それが事大し、自分がこの世界のすべてだと錯覚するようになる。その最大の典型例が、いわゆる素粒子論者のいう、

人間原理=宇宙は人間のためにある

というものだ。

これが「小我」の行き着く先である。

この小我の行き着く先が現実化したものが、いまの中東の戦乱である。

別に、この宇宙が各宗派や各宗教のために存在するはずがなかろう。

宇宙があったから、宗教が存在できたのであって、この逆ではない。

瞑想をする時にもっとも働くのが、頭頂葉である。前頭葉を刺激するものを遮断する。

我が国でお遍路さんがなぜわざわざ般若心経のお経:

「五蘊皆空唯有識心(ごうんかいくうゆいうしきしん)」

と唱えるその理由は、

心を無にせよ、さもなくばこの世界の真実が見えない
この世の真実を知りたければ、すべてを無にせよ、空にせよ

言い換えれば、

第一のこころを空にして初めて第二のこころがあることが分かる

ということだからである。これは、いわゆる宗教の教義や規範(つまり、良い悪い)ではなく、悟りに至る作法を説いているにすぎないからである。宗教を超えているわけだ。だから、だれにも真実なのである。

第二の心に気づけ

というのは、この宇宙にはこの世界には、宗派を超えた真実、科学者や政治家を超えたレベルの宇宙原理が存在するからである。

これが理解できない限り、西洋人およびその子孫である諸外国人あるいは他の宗派の国民が我が国に来ても、何度訪れたところで、

日本は何なんだろうなあ

で終わってしまうのである。

いやはや、世も末ですナ。


素晴らしい記事を井口博士ありがとうござます。

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