NASAがすでにワープエンジンの開発に着手していた!!

2013/01/02


ワープドライブという言葉はスタートレックの中だけかと思っていたのだが、
なんとNASAが大真面目にそのエンジンの開発に着手しているのだという。

原理としてはSFにあるような亜空間を抜けたり、ブラックホールへ飛び込んでホワイトホールから出て来るようなどこへ飛ばされるかわかっちゃいない危険な賭けではなくて、
(あっこれもしかして亜空間を抜けるのと同じですね>汗)
宇宙船の前方の空間をギュッと縮めて、
ついでに後方の空間をビローンと伸ばし、
宇宙船は1ミリも動かずに光速突破するということらしい。

この方法なら相対性理論とも矛盾せず、
“合法的に”光速突破が可能らしい。
この理論で宇宙船を作れば“ワープ10”で飛べるらしい。
(ここでは光速の10倍という意味でワープ10を使っていますが、
スタートレックに出てくるワープ10は光速の1000倍です。
ただしここでの光速の1000倍という定義も“元祖”スタートレックと
新スタートレツク以降とでは全く定義が違います)

詳しくはgizmodo-japan
http://www.gizmodo.jp/

様に掲載されているので、
そこから引用しよう
宇宙船のまわりにバブルをつくり、外の時空を曲げることで瞬間移動を可能にするワープ・ドライブ。あの「スコット、転送を頼む」のスタートレック劇中世界が「死ぬ前に体験」できるかもしれません。
そう力強く語るのはNASAエンジニアリング理事会高度推進技術開発トップのハロルド・ソニー・ホワイト(Harold Sonny White)博士。博士のチームではワープが理論的に実現可能と考え、既にワープ・ドライブのバブルをラボで作ろうとがんばってるんですよ。
これは9月にその経過を発表した時の映像。

この動画は削除されました

我々人類の宇宙研究はまだ原人レベルです。月面着陸、火星探査機着陸は達成しましたが、どこでもドアどころか近寄るとブーンと開く自動ドアで止まってて、あと千年続く宇宙の高度文明には程遠いものがあります。
今の推進技術では星間移動は不可能です。イオンスラスタや宇宙船船尾搭載の原子力エンジンなど、実験段階の技術をもってしても、最寄りの星まで移動するには膨大なエネルギー量が必要。しかも到達までには何十年...下手すると何世紀もかかるので、別の恒星系目指して旅立った者だけが成果を享受できて地球に残される側になんのメリットもない...これでは実現しても意味がないですよね。
というわけで本気で実現目指すなら物理法則を破らない高速移動――ホワイト博士が言うところの「第11戒に触れない、光速を超えない範囲の超高速移動」――が必要となります。

ワープのバブル

ワープ実現の解はまさにこの物理法則の中にあります。ホワイト博士の物理研究班では数学の方程式の中に「時空構造を歪めることが可能なことを示すループホール」なるものを発見、ジョンソン宇宙センターの極秘プロジェクト「NASAイーグルワークス( Eagleworks)」で現在そのループホールの存在証明の作業を進めているのです。
研究では、とりあえず顕微鏡で覗かないと見えないぐらいちっこーーーいワープバブルを生成・検知する干渉計のテストベッド(試験台)に着手しました。使ったのは「White-Juday Warp Field Interferometer」という装置。
瑣末な研究に聞こえるかもしれませんが、いえいえどうして...これは人類が初めて臨界に達したのに匹敵する重要な研究なのだよ、と博士は話しています。

『ほんの一瞬の現象でも、時空の乱れの存在が証明されれば、それはシカゴパイルに匹敵する歴史的瞬間となろう。1942年12月シカゴパイル1号で人類初の制御核反応実験が行われたわけだが、あのとき生成された電力はなんとたったの半ワットだった。が、この存在証明を土台に1943年11月には4メガワットの原子炉が稼働した。科学的理論が現実に成立しうるという存在証明こそが、技術の進化を加速する分岐点なのだ。』
ワープバブルを1個こしらえることさえできれば、宇宙船のエンジンで前方の空間をギュッと縮めて後方の空間をビョヨ~ンと伸ばすことで宇宙船自体は1歩も前に進んじゃいないのだけどピョンと移動が可能です。また移動に伴う弊害も抑えることができます(1994年にメキシコの物理学者ミゲル・アルクビエレが発表した理論)。
「宇宙膨張の物理を応用し、こうした数学方程式に則って設計された未来型宇宙船は、想像を絶する速さで移動が可能。移動に伴う弊害もいろいろ解消できるだろう」(ホワイト博士)
実験で理論のすべての裏付けが取れれば、「アルファケンタウリまで地球の時計で2週間で到達が可能」(同)なエンジンも作れるそうですよ? ケンタウルス座アルファ星(和名)と言えば太陽系から最も近い恒星系で、地球の4.3光年彼方にある星...それが2週間で行けちゃう!
因みに宇宙船内も地球上も時計の進むスピードは同じで、「バブル内では波力も起こらず、過剰な力もかからなくて、適正加速度はゼロ。フィールドをオンにした途端、壁に頭をぶつけて、たちまち悲しい旅に終わる心配もない」と、博士は話しています。

エネルギーの問題

ただひとつ問題はエネルギーをどこで調達するか、ということ。ワープ・ドライブは理論上成り立つのはアルクビエレもわかっちゃいたのだけど、その後の物理学者たちの試算で駆動には木星ぐらいのエキゾチック物質の球が必要だと言われてきました。も、木星ぐらいって...実際問題そんなの調達不可能だよね! 
ところがありがたいことに、ホワイト博士が発見したソリューションでそれも完全に変わるのです。
イーグルワークス研究班の調べで、そこまで膨大なエネルギー量は必要ないことがわかってきたんですね。ワープバブルの厚みを最適化し「強度を揺らして時空の堅さを和らげてやれ」ば、燃料の必要量は調達可能な量に減らすことができる。エキゾチック物質の球を木星1個分集めなくても500kg分もあれば「10mのバブルを実効速度10cで送ることは可能」なのです。
10c!←光速の10倍!(と言ってもさっきも述べたように宇宙船それ自体が光速超えするわけじゃない。周辺の歪みで、そう見えるだけ)
それって太陽系から約20光年離れた地球のそっくりちゃん「グリーゼ581g(Gliese 581g)」まで2年で行けるって意味ですよね! 2年! いやーマゼランが地球1周するのに1519年8月から1522年9月まで3年かかったこと思えば2年なんて微々たるもん。2年で地球そっくりの星まで行ってこれるなら...行っちゃいますよ。もっと近場にロボット・宇宙飛行士送り込める場所がゴロゴロある、ということになります。
ホワイト博士は「スタートレックの体験が生きてる間にできる、というのも、そう遠い夢物語じゃないかもしれんよ」と言ってます。そうかも。
重要なのは宇宙探査に新たな扉が開いた、ということですね。もしかしてこれは新たな宇宙探査時代の始まり? アンオブタニウムのパンツ初めて手にしたカーク船長みたいにワクワクしてきますね。


引用元記事:http://www.gizmodo.jp/2012/10/nasa_45.html


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