アセンションとは一体何だったのか?─もう過ぎましたけど??

2012/12/24


おバカと不思議を扱う当サイトとしては
当然「アセンション」については
一番取り上げてもよさそうなテーマであるが…
今までほとんど触れてこなかった。

というのも私(記者)はアセンションなるものは、
ある勢力の「洗脳作戦」による広報活動であろうと見ていたからだ。

もちろんこの考えはすでにアセンションしてしまった(?)現在でも
全く変わっておらず、しかもその「ある勢力」というのは一つではなく、
いろいろな勢力が「アセンション」というイベントに都合よく
乗っかっていただけだろうとも思っている。

恐らく最初に言い出したのは一つの勢力だろう。
しかしこれが実に都合のよい言い訳としてあらゆる「陰謀勢力」に利用され、
一気に世間に広まったのではないだろうかと考えている。

最初に言いだした勢力はおそらくこの2012年という年に
「第三次世界大戦を画策していた(今も現在進行で画策している)」勢力ではないかと考える。
たまたま都合よく─これも仕組まれたこじつけの説明であるのだが─
マヤのカレンダーが2012年12月21日で終わるということを利用し、

『この地球がアセンションします。
次元が上昇するので3次元の肉体を持った人は滅びますが
5次元に適応できる人は霊体となって生き続けられます。』

なんてことを言い出したのだ。
しかしちょっと考えればわかるだろう。
霊になって生き続けるということは
「死んでる」ということじゃないか!

『次元上昇のための産みの苦しみは想像を絶することであり、
世界戦争が勃発することもあるでしょう。
そして沢山の人が死ぬかもしれませんがどうぞ安心してください。
心清い皆さんは霊となって5次元で生き続けるのです』

などと言って少々頭の軽い人々を洗脳しようとしていたのだろう。
そして戦争を起こす。
それで人が沢山死んでも
「次元上昇のためだからしょうがないんだ」なんて考える人間が多ければ楽だもの。

この第三次世界大戦を画策している勢力は、
そもそも世界人口削減計画を推進している勢力と同じ穴のむじなだ。
しかも軍産複合体のスポンサーともつながっている。

つまり彼らにとっては戦争で大儲けしながら世界人口も大幅に減ってしまえば、
まさに一石二鳥そのものなのだろう。

ところがそれがそんなに都合よくはいかず、
第三次世界大戦画策勢力の陰謀はシナリオ通りには進んでおらず、
スケジュールも大幅遅延、とうとうアセンション当日までに
戦争を起こすことはできなかった。

そこで戦争がおこると言っていた勢力の言い訳は
『今回の世界大戦は宇宙連合の努力により回避された』
なんてことらしい。
えっと~、いつの間にか地球は宇宙連合に加盟していたようだ。

しかしそんな単純な話だけではなく、その「アセンションブーム」に他の勢力も
乗っかってきたから話はややこしい。

まず飛びついたのはスピリチュアル系の人々だ。
この勢力にはあくまでスピリチュアルなんかまるで信じておらず、
「頭の悪い奴をだまして金儲けしよう」
という業者の類が大量に巣食っている。

これははるか昔から広告業界でも「オカルト系販売業者」
というジャンルがあるくらいで、結構儲かるジャンルなのだ。

そして
「アセンションに備えた人は無事にアセンションできるが、
アセンションを理解しない人はただ死んでそこで終了」
とくる。
─皆さんもそうだろうが私も何事なくこのクリスマスの日に生きている!

巷間よく知られている「たいへん高価な壺を購入しないと災いが起こる」類の
商業行為的宗教詐欺集団だ。
そして危機をあおってのサバイバルキット販売、核シェルター販売
5次元に上昇できる「パワースポットツアー」販売の悪徳旅行代理店と
儲けるためんらなんでもござれの状況だ!!。

─はいはい。もう期限過ぎてますよ!業者の皆さん気が付いてますか?

そして純粋に世の中を良くしようと考えて「良いことをしている」
と思っている純なスピリチュアル系の人々。
この人々もたくさん今回のアセンションには乗っかって活躍ている。

だだその純なアセンション系の中にもやはり
「新興宗教アセンション教」を起こそうという商業行為が入り込んでいる。
この人々の主張は
『アセンションを迎えると心正しくない人は死んでしまうが、
心清い人々は宇宙人によって携挙される』というもの

これってプロテスタントのキリストの再臨を宇宙人に置き換えただけですよね??
宗教家の皆さんは一般人をよほど「バカばっかり」だと考えているんですかね?
しかも心正しいと正しくない人の基準が
キリスト教のそれと全く同じなんですが?
どう見てもこれは宗教だろう

ここで一つお断りしておきたいのは、
私は「宇宙人なんているわけない論」の人ではない。宇宙人はいると思っている。
だがしかし“心正しい人だけ携挙する”ような
“一部の人だけに都合よくえこひいきな宇宙人”なんていないだろうと言っているのだ。

さらにさらにこのブームに乗って来たのが
「ホワイトナイト画策勢力(もともとは金融用語)」だ
“アセンション後の宇宙人の降臨”というイベントを利用し、

─それが本当に起こるのかどうかは一切不明。
現在まで何度も「○月○日に宇宙人が着陸してくる」と発表しては、
当日何も起こらず、
『今回は地球人へのショックが大きすぎるという理由により、
宇宙連合の判断で着陸は延期しました(ここにも宇宙連合!)』
と発表している。
今回の“アセンション起こるだろう派”の勢力も同じような言い訳をたくさんしている─

彼らいわく
『今まで地球の皆さんはミルミナティーなどの悪の組織によって
奴隷にされてきました。私たちが宇宙人の力を借りて
イルミナティーを一掃します』ということらしい。

そして実際イルミナティー勢力の要人は次々逮捕されているらしいが、
これ自体があまりにも怪しすぎる。
今までイルミナティーの勢力に押されて苦汁をなめてきた、
“二流の悪の組織”が「今度こそ世界をわが手に」
と頑張っているだけにしか見えないのだ。

私が以前に書いた「近い将来イルミナティ支配が終わるという情報」
http://keen-area.net/?id=16

でも
そのような状態でイルミナティ壊滅=ユートピアのような世界が実現
などと考えるのはあまりにも短絡思考なのでは。

身近なわかりやすい例を出そう。
課長がいるときは部下に非常に優しい主任が
課長が居ないときには部下に理不尽な命令ばかり下し
ものすごく嫌な奴になる
という経験がだれにでもあるのでは?

世界はこれだと思う。
この世から威張りたい奴=嫌な奴がいなくならない限り
この世が変わるわけなど絶対にないのだ。


というのが現実だろう。

最初は「イルミナティーを一掃して素晴らしい世界にします」
と言っておいて、気がつけばそいつらが世界を牛耳ているだけ。
というのがオチだ。

どこかの国の政党もそっくりですがね。

さてさてそんなこんなで、アセンションも宇宙人降臨も
現在のところは起こっていない。

だがしかし、わたしは「そんなものは起こるわけがない!」が
100%ではないのだ。

一本前の記事を
http://keen-area.net/?id=69

ご覧いただけるとわかるとおり、
この世界はホログラムであり、しかもホログラムの住人の思考によって
プログラムそのものがバージョンアップするよな仕様になっているらしいのだ。

そうなると、「本当にアセンションするだろう」
という人間が大多数になればアセンションしてしまうことになるし、
─私の周りでは16人に聞いて知っている人は1人だった
なので当分の間大多数がアセンションする(した)とは思っていないことになる─
「宇宙人が地球に大挙して到着している」
と考える人が大多数になればそれは起こるのだ。

そうなると、世界はますます判らないことだらけの
ややこしい状態になってしまう。
実に面白いじゃないか!!



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